国民車はサーキットでも王者だった――フォルクスワーゲン レース実績大全
はじめに「実用車メーカー」というイメージが強いフォルクスワーゲン。しかしその歴史をひも解けば、WRC、ダカールラリー、ニュルブルクリンク24時間耐久、パイクスピークなど、世界中の舞台で数々の偉業を成し遂げてきました。市販車の堅牢さや実直さを武器にしつつ、ときに大胆な挑戦でモータースポーツを揺るがした瞬間があるのです。今回は海外Wikipediaに基づき、30〜50代のクルマ好きが胸を熱くするフォルクスワーゲンのレース実績と裏話を、マニアックかつエモーショナルにまとめます。1.ビートルの草レース伝説戦後すぐ、空冷RRのビートルはヒルクライムや耐久ラリーで驚くほど強かった。低重心とシンプルな構造は悪路で抜群の信頼性を発揮。アマチュアレーサーたちがビートルを「安くて壊れない戦友」と呼び、ヨーロッパ各地の草レースで旋風を巻き起こした。2.ゴルフGTIとツーリングカーレース1976年誕生のゴルフGTIは、登場と同時にクラブマンレースの花形に。欧州各国でVWワンメイクレース「GTIカップ」が開催され、後のF1ドライバーを輩出。「羊の皮をかぶった狼」というキャッチフレーズは、ストリートだけでなくサー...


