国民車の錬金術――フォルクスワーゲン開発秘話30選
はじめにフォルクスワーゲン(VW)は「人々の車」を意味するブランド名のとおり、世界中で愛される“国民車”を数多く生み出してきました。しかし、その裏にはドイツ伝統の精密さと革新への飽くなき探究心が息づいています。本稿では、海外Wikipediaなど信頼性の高い情報をもとに、30~50代のクルマ好きの胸を熱くするエモーショナルな開発秘話を厳選。初代ビートルから最新EVまで、フォルクスワーゲンの技術とドラマをトリビア満載でお届けします。1.「プロジェクト60」の誕生1953年、戦後ドイツ復興の象徴としてスタートしたビートル後継計画は社内で「プロジェクト60」と呼ばれた。60km/hでの巡航を目標に置き、燃費・耐久性・コストを徹底的に追求した。2.空冷フラット4エンジンの秘密ビートルに搭載された空冷フラット4は、オイル冷却のためシリンダーヘッド内にオイルジェットを初めて設置。冬の北欧テストで始動性が劇的に改善した裏話が残る。3.“トラウムワーゲン”と称された試作車戦前のフェルディナント・ポルシェ設計図を復刻しつつ、民生用ビートルを量産化した初期試作車は“トラウムワーゲン”(夢の車)と呼ばれた。...


