“Prancing Horse”って何だ? フェラーリが海外で“神格化”される理由と、世界中で呼ばれる“異名”がエモすぎた

GTNET

フェラーリには、不思議な空気があります。

ランボルギーニのような威圧感とも違う。
ポルシェのような合理性とも違う。

フェラーリは、もっと感情的。

だから世界中のファン達は、単純に「Ferrari」と呼ぶだけでは終わりません。

“Prancing Horse”
“Il Cavallino Rampante”
“Rosso Corsa”
“The Red Cars”

まるで伝説上の生き物のように、様々な呼び名で語られるのです。

しかも面白いのは、その呼び名すべてに“物語”があること。

今回は、30〜50代のクルマ好きなら確実に刺さる、“フェラーリの海外での呼び名”を深掘りします。

読み終わる頃には、あなたもきっと「跳ね馬」という言葉に特別な感情を抱いているはずです。


“Prancing Horse”――世界で最も有名な跳ね馬

フェラーリ最大の異名。

それが、

“Prancing Horse”

です。

日本語なら、

「跳ね馬」

あるいは

「跳ね上がる馬」。

これはもちろん、フェラーリの有名エンブレム由来。

しかし実は、この馬には深い物語があります。

由来は、第一次世界大戦のエースパイロット、

フランチェスコ・バラッカ

彼の戦闘機に描かれていた馬が起源と言われています。

後に、バラッカの母親がエンツォ・フェラーリへ、

「息子の馬を使ってほしい」

と提案。

そして誕生したのが、あの跳ね馬。

つまりフェラーリの象徴には、

“戦闘機乗りの魂”

が宿っているのです。

海外ではこのエンブレム自体を、

“The Horse”

と呼ぶファンも存在します。

もはや宗教レベル。


“Il Cavallino Rampante”――イタリア人だけが使う特別な呼び名

フェラーリ本国イタリアでは、さらにエモい呼び名があります。

それが、

“Il Cavallino Rampante”

です。

意味はそのまま、

「跳ねる小さな馬」。

英語の“Prancing Horse”より、どこか情緒的。

イタリア人フェラーリファンは、この表現をかなり大切にしています。

なぜならフェラーリは、単なるメーカーではないから。

イタリア文化そのものだから。

F1。
モデナ。
マラネロ。
ティフォシ。

全部が繋がっている。

だからイタリアでは、フェラーリを単純に“高級車”扱いする空気が薄い。

むしろ、

“イタリアの誇り”

として見られているのです。


“Rosso Corsa”――赤色そのものがフェラーリの代名詞

フェラーリと言えば赤。

ですが、あの赤には正式名称があります。

“Rosso Corsa(ロッソ・コルサ)”

意味は、

「レーシングレッド」

です。

実は昔、国際レースでは国ごとにカラー指定がありました。

イタリア=赤。
イギリス=グリーン。
ドイツ=シルバー。
フランス=ブルー。

つまりフェラーリが赤い理由は、“イタリア代表カラー”だったから。

そしてフェラーリが勝ちまくった結果、

“赤=フェラーリ”

というイメージが世界へ定着。

現在では海外でも、

「Ferrari Red」

と言えば通じるレベルです。

つまりRosso Corsaは、単なる色ではない。

“モータースポーツ史そのもの”

なのです。


アメリカでは“Rolling Art”扱いだった

アメリカのフェラーリ文化はかなり独特。

特に富裕層・コレクター界隈では、フェラーリはよく、

“Rolling Art”

と呼ばれます。

つまり、

「走る芸術品」

です。

これはかなりフェラーリらしい。

なぜならフェラーリは、“速さ”だけで語れないから。

例えばFerrari 250 GTO

このクルマ、もはや芸術作品扱い。

実際、オークション価格は数十億円級。

しかし面白いのは、単に希少だからではないこと。

美しい。
音が官能的。
レースで強い。

つまりフェラーリは、

“感情を揺らす機械”

として愛されているのです。

だからアメリカの富豪達は、フェラーリを単なる車ではなく“アート”としてコレクションする。

ここ、他メーカーと決定的に違います。


“The Red Cars”――F1で生まれた伝説の呼び名

F1界隈では、フェラーリはしばしば、

“The Red Cars”

と呼ばれます。

シンプルですが、これがまた重い。

なぜならF1において、“赤い車”と言えばフェラーリだから。

1950年からF1参戦継続。
最多級勝利。
ティフォシ。

つまりフェラーリは、

“F1そのもの”

だった時代があるのです。

特に2000年代のミハエル・シューマッハ時代。

赤いマシンが勝つのが当たり前。

だから世界中のF1ファンは、自然とフェラーリを“The Red Cars”と呼ぶようになった。

実際、海外実況でも、

“The Reds are flying today!”

みたいな表現が使われることがあります。

完全にスポーツチーム文化です。


“Ferrari Killer”という言葉を生んだメーカー

面白いのは、フェラーリ自身の呼び名だけではありません。

フェラーリを基準にした言葉まで存在します。

それが、

“Ferrari Killer”

です。

つまり、

「フェラーリを倒せる車」

という意味。

これは昔から、自動車メディアが使う超有名表現。

例えば、

  • Lamborghini Miura
  • Porsche 959
  • McLaren F1

こうした車達は、必ず“Ferrari Killer”と呼ばれました。

つまりフェラーリは昔から、

“倒すべき王”

として扱われていたのです。

これ、凄まじいことです。


なぜフェラーリだけ“呼び名”が神話化するのか?

ポルシェは尊敬される。
ランボルギーニは憧れられる。

ではフェラーリは?

“崇拝”される。

だから海外では、

Prancing Horse。
Rosso Corsa。
The Reds。
Rolling Art。

こうした“神話的呼称”が自然発生するのです。

なぜならフェラーリは、単なる工業製品ではないから。

そこには、

レース。
芸術。
イタリア文化。
情熱。

全部が混ざっている。

だからフェラーリは、“車名”だけでは語り切れない。

そして今日も世界中のクルマ好きが、跳ね馬を見るたび、こう呟いています。

「やっぱフェラーリって、“特別”なんだよな」


よくある疑問

Prancing Horseとは何?

フェラーリの跳ね馬エンブレムを指す有名な愛称です。

Rosso Corsaとは?

イタリア伝統のレーシングレッドカラー名称で、フェラーリの象徴色です。

なぜフェラーリは“走る芸術品”と呼ばれる?

性能だけでなく、デザイン・音・歴史すべてが芸術的価値を持つためです。

Ferrari Killerとは?

フェラーリを超える性能を持つと期待されたライバル車への通称です。


参考・引用元