“技術で勝つ”ことに人生を賭けた男たちが変えた、モータースポーツ史の物語
■序章:アウディのレースは“勝利のため”ではなく“未来のため”にあったアウディのレース活動は、単なる“勝ち負け”を超えている。それは新しい技術が人々の生活を変えるための実験場であり、技術者たちが「己の信念を証明するための舞台」でもあった。海外Wikipediaでも語られているが、アウディは常に“ルールの外側を走る精神”を持ち、結果としてWRCもル・マンも、ツーリングカーも、そのコンセプトそのものを変えてしまった。(参考URL:)■第1章:クワトロが世界を震わせた瞬間WRCに「革命」をもたらしたアウディの狂気アウディのレース伝説は、1981年のWRCから始まる。当時の常識では、「4WDは重い・曲がらない・レースには向かない」と言われていた。しかしアウディは、本気で世界を変えるつもりだった。●デビュー戦で世界が凍りついた1981年モンテカルロラリーアウディ・クワトロが圧倒的な速さでSSを制圧(参考:)雪道・氷・泥──どんな路面でも、クワトロは“路面を掴んで離さない”。あの衝撃的な四輪スライドは、今見ても鳥肌が立つ。特に伝説として語り継がれるのはミシェル・ムートンの存在だ。●女性初のWRC勝...


