BMWは、海外でも基本的にはそのまま BMW と呼ばれます。
しかし、クルマ好き同士の会話では、もっと親しみのある呼び名があります。
Bimmer
Beemer
Beamer
M car
Bavarian
The Ultimate Driving Machine
この呼び名の違いを知ると、BMWというブランドが単なる高級車メーカーではなく、“走り”を文化にしたメーカーだと見えてきます。
BMWは、正式には Bayerische Motoren Werke、英語では Bavarian Motor Works と訳されるドイツ・バイエルン州由来のブランドです。英語版Wikipediaでも、BMWはドイツ・ミュンヘンに本社を置く自動車・二輪車メーカーで、社名はBayerische Motoren Werke AGであると説明されています。
海外で最も正しい愛称は「Bimmer」
BMW車を海外のクルマ好きが呼ぶとき、もっとも定番なのが Bimmer です。
日本では「ビーエム」「BMW」と呼ぶことが多いですが、英語圏のマニア同士では「my Bimmer」「old Bimmer」「E46 Bimmer」のように使われます。
ここで面白いのが、Bimmerは本来、BMWの“自動車”を指す愛称だということです。BMW公式の日本版記事でも、BMWの自動車の正しい愛称はBimmerであり、BeemerやBeamerは厳密にはBMWのオートバイを指すと説明されています。
つまり、海外でBMW車を語るなら、
Bimmer=BMW車
Beemer / Beamer=BMWバイク由来の呼び方
という使い分けを知っていると、一気に“分かってる感”が出ます。
クルマ好き向けに言えば、Bimmerは単なるあだ名ではありません。
BMWをただの輸入車ではなく、ドライバーズカーとして愛している人間の合言葉なのです。
「Beemer」「Beamer」はバイク由来だった
BMWの海外愛称としてよく聞く Beemer や Beamer。
映画や音楽、SNSではBMW車に対しても使われることがありますが、もともとはBMWの二輪車から来た呼び方です。
BMW公式記事では、Beemer / Beamerは1960年代の英国でBMWのオートバイに対して使われ始め、その後世界中へ広まったと説明されています。さらに、1970年代にアメリカでBMW車向けの愛称としてBimmerが広まったとされています。
この流れがかなり面白いです。
BMWは四輪だけで有名になったメーカーではありません。
二輪でもレースやツーリング文化の中で存在感を持っていました。
そのバイク文化の愛称がBeemer / Beamerとして広まり、四輪の人気拡大とともにBimmerという呼び名が定着した。
つまりBMWのニックネームには、バイクからクルマへ、レースからストリートへ広がっていったブランド文化が刻まれているのです。
ただし、現実の英語圏ではBeamerをBMW車の意味で使う人も多くいます。WikipediaのBeamer項目でも、BeamerはBMW車両を指すスラング表現のひとつとして扱われています。
厳密にはBimmer。
でも日常会話ではBeamerも通じる。
このあたりの“ゆるさ”も、海外のクルマ文化らしいところです。
BMWは「Bavarian」とも呼ばれる
BMWを語るうえで、意外と重要なのが Bavarian という言葉です。
BMWの正式社名、Bayerische Motoren Werkeは、英語でBavarian Motor Works。
つまりBMWは「バイエルンのエンジン工場」という意味を持っています。
海外の記事や動画では、BMWを少し詩的に表現するときに、
Bavarian brand
Bavarian automaker
Bavarian machine
のような言い方がされることがあります。
これがまた、BMWらしい響きです。
BMWはドイツ車でありながら、メルセデスのような重厚な格式とは少し違います。
アウディのような技術の冷たさとも違う。
BMWには、バイエルンの空気、直列6気筒の滑らかさ、後輪駆動の姿勢、そして“運転する楽しさ”があります。
クルマ好き向けに言えば、Bavarianという呼び名には、ミュンヘン発の走る機械という誇りが込められています。
「M」は海外でも特別な一文字
BMWで海外のクルマ好きがもっとも反応する文字。
それが M です。
BMW Mは、もともと BMW Motorsport GmbH として1972年に設立されました。英語版Wikipediaでも、BMW MはBMWのレース活動を支えるために作られ、のちに高性能モデルを展開する部門になったと説明されています。
ここが重要です。
Mは単なるグレード名ではありません。
もともとはレースのための部署です。
3.0 CSL。
M1。
M3。
M5。
この流れを知っている人にとって、Mの一文字はただの装飾ではありません。
海外では、M3やM5のような本格モデルを M car と呼びます。
一方、M Sportパッケージ付きの通常モデルは、本物のM carとは区別されることがあります。英語版Wikipediaでも、M carとM Sport装備車の違いについて、M Sportはスポーティな装備を加えた仕様であり、完全なMモデルとは別物として説明されています。
これ、BMW好きにはかなり刺さるポイントです。
小さなMバッジが付いているだけなのか。
本当にM GmbHが作ったM carなのか。
この違いを分かっているかどうかで、BMWを見る目が変わります。
「The Ultimate Driving Machine」は海外でのBMW像を決めた
BMWの海外イメージを決定づけたフレーズが、The Ultimate Driving Machine です。
英語版Wikipediaでは、このスローガンはBMW North Americaによって1974年に作られ、1975年のセブリング12時間勝利を祝う広告で使われたと説明されています。その後、2010年頃に別キャンペーンへ置き換えられた時期もありましたが、2012年には再びこのフレーズへ戻ったとされています。
この言葉は、ただの広告コピーではありません。
BMWが海外でどう見られているかを、ほぼ一文で表しています。
高級車だけど、運転が主役。
快適だけど、ステアリングを握る人が中心。
後席よりも、ドライバーズシートに価値がある。
これがBMWのブランドイメージです。
メルセデスが「格式」。
アウディが「技術」。
BMWは、やはり駆けぬけるための機械です。
日本語の「駆けぬける歓び」ともつながる世界観ですが、海外ではThe Ultimate Driving Machineという言葉が、BMWのキャラクターを強烈に固定しました。
型式で呼ぶ文化も強い|E30、E46、E39
BMWの海外呼称で忘れてはいけないのが、型式コードで呼ぶ文化です。
BMW好き同士では、車名よりも型式で語ることがよくあります。
E30
E36
E46
E39
E60
F30
G20
特にE30 M3、E46 M3、E39 M5あたりは、海外でも非常に強い響きを持ちます。
これは、スカイラインGT-Rで「BNR32」「BNR34」と呼ぶのに近い文化です。
車名より、型式で世代を切る。
スペックより、その世代の空気を語る。
海外で「E46」と言えば、BMW好きには一瞬であのサイズ感、直6、FR、ほどよいアナログ感が伝わります。
「E39」と言えば、端正な5シリーズとV8 M5の記憶が立ち上がります。
つまりBMWは、ブランド名だけでなく、型式そのものが会話の暗号になるメーカーなのです。
中国では「宝馬」と呼ばれる
BMWの海外での呼び名として、もうひとつ面白いのが中国語圏の 宝馬 です。
BMW公式記事では、中国でBMWは「宝馬」と呼ばれ、直訳すると「貴重な馬」「宝の馬」のような意味になると説明されています。中国文化では馬は競争相手への優位性やステータスを示す存在であり、BMWブランドも繁栄や富を連想させるとされています。
これはかなり美しい呼び名です。
BMWの走りを「馬」にたとえる。
しかも、ただの馬ではなく宝の馬。
機械なのに、生命感がある。
BMWという無機質な3文字が、中国語になると一気に詩的になります。
駆ける機械が、宝の馬になる。
この感覚は、クルマ好きにはかなり響くはずです。
海外でのBMWの呼び名まとめ
BMWは、文脈によってさまざまな呼び方をされます。
| 呼び名 | 海外でのニュアンス |
|---|---|
| BMW | 正式で最も一般的な呼び方 |
| Bimmer | BMW車を指す定番の愛称 |
| Beemer / Beamer | 本来はBMWバイク由来。現在は車にも使われることがある |
| Bavarian | BMWの出自、バイエルンを意識した表現 |
| M car | BMW Mが手がける本格高性能モデル |
| M Sport | M風のスポーティ仕様。本格Mとは区別される |
| The Ultimate Driving Machine | 海外でのBMW像を象徴する広告コピー |
| E30 / E46 / E39など | 型式で語るマニア向け呼称 |
| 宝馬 | 中国語圏での呼び名。貴重な馬という意味 |
ブログやYouTubeタイトルで使うなら、
「BMWは海外でBimmerと呼ばれる」
「BeamerとBimmerの違い、知ってますか?」
「Mはただのエンブレムではない」
このあたりはかなり反応を取りやすい切り口です。
BMWの呼び名が物語るもの
BMWの海外での呼び名を追いかけると、このブランドの本質が見えてきます。
BMWは正式名。
Bimmerは、オーナーやファンの愛称。
Beemerは、バイク時代の記憶。
Bavarianは、ミュンヘンとバイエルンの誇り。
Mは、レース由来の高性能。
The Ultimate Driving Machineは、BMWが世界に向けて打ち出した思想。
宝馬は、走る機械を“馬”として愛した文化の表現。
BMWは、ただ高級なドイツ車ではありません。
ステアリングを握る人間の感覚を、ブランドの中心に置いたメーカーです。
だからBMWは、海外でBimmerと呼ばれます。
それは冷たい型番ではなく、少し親しみのある呼び名です。
速さを語るときも、エンジンを語るときも、FRを語るときも、どこか人間くさい。
BMWとは、走りを愛する人たちが、愛称で呼びたくなるブランド。
その呼び名のひとつひとつに、ドライバーズカーとしての歴史が刻まれているのです。
よくある疑問
BMWは海外で何と呼ばれていますか?
正式にはそのままBMWと呼ばれますが、クルマ好きの間ではBMW車を Bimmer と呼ぶことが多いです。BMW公式記事でも、BMWの自動車の正しい愛称はBimmerで、BeemerやBeamerは厳密にはBMWオートバイを指すと説明されています。
BimmerとBeemer、Beamerは何が違いますか?
厳密には、BimmerはBMWの自動車、Beemer / BeamerはBMWのオートバイに由来する愛称です。ただし現在では、英語圏の日常会話でBeamerをBMW車の意味で使う例もあります。
BMWの正式名称は何ですか?
BMWは Bayerische Motoren Werke AG の略で、英語ではBavarian Motor Worksと訳されます。ドイツ・バイエルン州ミュンヘンに本社を置くメーカーです。
BMWのMとは何ですか?
MはMotorsportに由来します。BMW Mは1972年にBMW Motorsport GmbHとして設立され、当初はBMWのレース活動を支える部門でした。その後、M3やM5のような高性能市販車を展開する存在になりました。
「The Ultimate Driving Machine」とは何ですか?
BMW North Americaが1974年に作った有名な広告スローガンです。海外におけるBMWの「運転する楽しさ」「ドライバー中心のクルマ」というイメージを決定づけたフレーズです。
参照元
- English Wikipedia:BMW
https://en.wikipedia.org/wiki/BMW - English Wikipedia:BMW M
https://en.wikipedia.org/wiki/BMW_M - English Wikipedia:Bimmer
https://en.wikipedia.org/wiki/Bimmer - English Wikipedia:Beamer
https://en.wikipedia.org/wiki/Beamer - BMW Japan Official:ビマー、ビーマー(Bimmer、Beamer、Beemer)
https://www.bmw.co.jp/ja/magazine/bimmer-beamer-nickname-origin.html
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