“フォルクス”を世界はどう呼んだか――ビートルからゴルフまで、愛称に宿る物語
はじめにフォルクスワーゲン(Volkswagen)は直訳すると「国民の車」。その名が示す通り、世界各国で人々の生活と深く結びついてきました。けれども、ただ「フォルクスワーゲン」として知られるのではなく、国や地域ごとに異なる呼び名や愛称が生まれ、時代を超えて愛され続けています。ここでは海外Wikipediaを参照しながら、クルマ好きの30〜50代の心をくすぐるマニアックなトリビアや逸話を交えて、VWの海外での呼び名とその背景を10,000文字規模で徹底的にひも解きます。1.“Beetle”と“Bug”――アメリカが生んだ虫の名丸く愛嬌のある造形から「Beetle(カブトムシ)」と呼ばれるようになり、やがて公式名称に。アメリカではさらにカジュアルに「Bug(バグ)」と愛称が定着。1959年の伝説的な広告キャンペーン「Thinksmall.」が、この呼び名を親しみの象徴に変えた。子供たちは“PunchBuggy”ゲームを遊び、ビートルは単なるクルマを超えてカルチャーの一部となった。2.“Käfer(ケーファー)”――本国ドイツでの呼び名ドイツ語で「甲虫」を意味するKäfer。戦後復興期、新聞...


